2013年を振り返って・・・健康、医療の話題

013年に起こりました健康や医療に関連した話題を振り返ってみたいと思います。
ひとつは春先に大流行した風疹。
感染症自体は大したことはないのですが、妊娠初期の人が感染するとおなかの赤ちゃんに障害が起こるということで、大きな話題になりました。

このため妊娠を考えている女性ばかりでなく、すでに妊娠している人のパートナーまで多くの人達がワクチン接種を行ったためワクチンが足らなくなる事態にもなりました。
12月の時点で流行はおさまっていますが、またいつ流行するかわからないので、今のうちにワクチンを接種していくことが重要です。
一端接種しておけば通常は10年くらいは大丈夫です。

また私のクリニックで健診していると麻疹(はしか)の抗体価が低い人が多いようです。
こちらも2007年に大学生を中心に大流行しましたので、また流行する可能性があります。
風疹と麻疹はMRワクチンとして混合ワクチンが出ていますので、どうせならこちらを接種しておくことがお勧めです。
なおこのワクチンは生ワクチンなのですでに妊娠している人は接種できませんので、ご注意を。出産したらすぐに接種しましょう。

もう一つは5月に、女優のアンジェリーナジョリーさんが乳ガン遺伝子を持っていることがわかり、両側の乳房を予防的に切除したということを発表し、話題になりました。
これはBRCA1、BRCA2という本来ガンを防ぐ遺伝子に変異があり、この変異をもっていると乳ガンや卵巣ガンが起こりやすくなるというものです。
乳ガンは検診で診ていけば早期発見も可能なので、予防的に切除するのは行き過ぎだとか、ガンが起こることにおびえながら生活していくよりは予防的切除を選ぶといった意見などいろいろありました。

日本人の場合にはこの遺伝子検査そのものがあまり行われておらず、この遺伝子変異があった場合、どの程度のリスクがあがるのか、まだはっきりしたデータはありません。
検査を受ける場合は、遺伝子検査のもつ意味合いをしっかり説明できる専門家から話を聞いた上で検査を受けることが重要です。

その関連で、現在遺伝子で何かわかるのかという特集がTBSの報道番組Nスタであり、私にも取材がありました。
私のクリニックでは遺伝子検査を使ったダイエットということで、このプログラム体験者のインタビューを交えて紹介していただきました。
体質に合ったダイエットが出来ることで、効率的なダイエットが実現できるだけでなく、体に合う食事をすることで体調不良も改善されたということが体験者からお話しがありました。

遺伝子検査も今急激に進歩している分野です。
来年の2014年にはまたびっくりするようなニュースが出てきてもおかしくはない状況です。
これからも同様に健康や医療に関連した最新のニュースを捉えて解説していきたいと思います。

来年もどうぞよろしくお願いします。