「骨粗鬆症」の怖いところとは?

さて今日は「骨粗鬆症」について、皆さんに大切なメッセージをお送りしたいと思います。

「骨粗鬆症」というとどんなイメージをお持ちですか?

一般的には、高齢者の方の病気というイメージが強いようなのですが、実は20歳代、30歳代で気をつけてこそ、はじめてこの病気の予防ができる ということは案外知られていないことなので、ぜひ皆さまに知っていただきたいと思います。

まず、骨粗鬆についてご存じがない方もいらっしゃるので、その仕組みを簡単にご説明したいと思います。

骨というのは常に動いていて、骨の「形成」と「吸収」のバランスがうまく取れてはじめて
一定の骨量を保てるのです。

図にありますように、
蛇口のついたバケツに水を注いでいるところを想像してみてください。

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水は一定の割合で外に出て行きます。
外に出て行くのは骨が吸収された分で、注がれた水が形成された骨です。
このバケツのモデルで出入りのバランスがうまく取れればバケツの中は一定の水量(すなわち骨量)を保てます。
ところが蛇口が開かすぎてしまうとバケツにたまっている水はどんどん減っていきます。
この状態が骨粗鬆症です。

特に女性では更年期を過ぎると女性ホルモンが減ってそれに合わせて急激に骨の量も減ってきます。
注がれる水の量が一定でも、出ていく水の量が多いため、バケツにたまった水が急に減っていく状態です。
さらに高齢になりますと、注がれる水の量、すなわち骨形成も少なくなって、出て行く水の量、すなわち骨吸収も少なくなって、ある意味縮小均衡の状態になりますが、骨の量は減る一方です。

さて、それでは骨粗鬆症のどういった点が問題なのでしょうか?

骨の量が減っても痛くもかゆくもないので全然気がつきません。
ところがある程度以上に減ってしまうと骨折を起こすようになります。

背骨は体重を支えきれずにつぶれてきますし、ちょっと転んだくらいで大腿(ふともも)の付け根の骨が折れたりします。

つまり骨量が減っても骨折を起こさない程度の減り具合でしたら何も問題ないのですが、一定以上に減ってくると骨折を起こすようになり、これが一番の問題なのです。

20歳代、30歳代でたくさん骨を貯め込んでいた人は、更年期を過ぎて骨が減ってもまだ骨折を起こすほどには減っていないということになりますし、この年代のころに骨の量が少なかった人は早いうちに骨の量が骨折を起こすまで減ってしまうということになります。

つまり年をとって骨粗鬆症で泣かないためには20歳代、30歳代で骨をたくさん貯め込んでおく必要があるということです。

ところが昨今のダイエットブームで、若い世代の骨量が減ってきています。

これは「ただ単に食事量を減らすだけ」、あるいは「食べない」という間違ったダイエットをやってしまったことが原因の1つなのです。
外見的なスマートさだけを追いかけると、体にとっては負担が大きく、骨粗鬆症を招くといった事態になってしまいます。

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年をとって車いすや寝たきりの生活を送らないためにも、お気軽にご参加いただき、賢いダイエット法を身につけて、健やかな生活をお楽しみいただきたいと思います。