抗ガン剤について

先日のブログにも書きましたが、多くの方は抗ガン剤について
必ずしも正確でない理解をされておられるようです。
また抗ガン剤に限らず、ガンに対しても誤解していることが
多々あることがわかりました。

最近ではインフォームドコンセントの普及により、病院ではガン患者さんに対してはっきりと「あなたはガンです」と告げるようになりました。かつてはガンと診断されると、
本人のいないところでごく近い親族が呼ばれて、「どうやらガンのようです。だいぶ進行しているので余命は後半年ほどだと思います」などと主治医からいわれ、家族は本人に知られないように、

こそこそしながら日常生活を送り、本人も次第に悪くなっていく病状に、もしかしたらと思いつつ、半信半疑で日常生活を送り、主治医も嘘の病名でごまかしながら治療を続けるという、
今から考えると信じられないような状況が展開していました。

いまでは明確にどの様なガンであるのか、どの様なステージにあるのか、どの様な治療手段があるのかきちんと主治医から説明が受けられるようになりました。

しかし主治医からガンの説明を受けても難しすぎてわからない、各治療法にどんな違いがあるのかこれまたわからない、選択肢が多いのはけっこうだが多すぎて選べない、といった状況が起こっています。

さらに医師の中には患者さんの気持ちもくみ取らず、いいたいことだけさっさと説明して終わったり、あるいは選択肢を多く説明するのはよいが、優先順位もつけずに説明したり、インフォームドコンセントでは患者さんが選ばなくてはいけないとばかりに、すべて患者さん任せにするなどの問題もでています。

患者さんも説明を受け理解できなかったらその場で質問すればよいのですが、どんな聞き方をしたらよいか、何を聞いたらよいかわからないというのが現実のようです。

ガンも比較的患者数の多い肺ガン、大腸ガン、乳ガンなどは日常生活の習慣が多く関与しており、食事や喫煙など習慣を見直すことである程度ガンになるリスクを下げられることが最近の研究で明らかになってきました。

中でもメタボヘルプで取り上げている肥満はガンの発症とも深く関与しています。

いつまでも健康で病気にならない体作りをテーマに情報発信しているメタボヘルプドットコムとしては、いま死亡原因の第一番であるガンについても、情報発信をしていくべきと考えました。

ガン専門のサイトもいくつかあり、そちらでも詳細な情報は取れるかもしれませんが、私の専門とする薬剤開発や、薬剤の使い方、副作用、メタボヘルプドットコムの中心テーマである肥満との関連情報などを中心に提供して参ります。

どうぞご利用下さい。

抗ガン剤講座 ~抗ガン剤について知って欲しいこと~
http://www.metabo-help.com/0009/09_1.html