インフルエンザ感染の仕組みとその治療(その3)

お医者さんはなぜ抗生剤をくれるの?

ウイルスにすっかり占拠された粘膜細胞は、
今度は病原細菌などのバリアの役割を果たせなくなり、
免疫力が落ちていたり、体力がなかったりすると
とたんに気管支炎や肺炎を起こして
危険な状態になってしまいます。

風邪を引いてお医者さんにかかると抗生剤を処方されますが、
抗生剤がウイルスをやっつけるわけではなく、
その後に起こるかもしれない細菌感染を予防するために
使ってくださいというわけです。

ただ私の意見としては通常元気な大人は
抗生剤を使う必要はないと思います。