インフルエンザ感染の仕組みとその治療(その2)

インフルエンザはどうやって伝染するの?

粘膜細胞内でウイルスタンパクができますと、
今度は粘膜細胞膜から芽が出るようにウイルス粒子が
外に飛び出していきます。
インフルエンザウイルスはこのように自分の子孫を残そうとするのです。
体の免疫機構が感染した粘膜細胞をおかしいと感知すると、
免疫細胞や抗体などがウイルスやその感染した細胞を
排除しようと働いて炎症を起こします。

これが結果として喉の腫れや咳、くしゃみ、鼻水などの症状となって現れるわけです。

ここでくしゃみや咳ででる飛沫に乗って外に出たインフルエンザウイルスは、
他の人の呼吸器粘膜にとりついて伝染が始まります。
予防にうがいや手洗い、マスクがなぜ重要なのかがわかりますね。