Point of No Return

医者になり診療に携わって27年、製薬企業で薬づくりに携わって16年、
この両方の経験を通して思うことは、
一端病気になってしまうと元に戻れないなあ、ということです。

もちろん薬の世界も日進月歩、すばらしい薬も出てきますが、
特に生活習慣病関連の病気は、
一端発症してしまうと薬から離れられなくなってしまいます。

航空用語で”Point of No Return”という言葉があります。
日本語では「帰還不能点」というのだそうですが、
飛行機が目的地にむかって飛ぶ際に、
このポイントを超えると残りの燃料が少なくなって元の出発地には戻れない、
どこか別のところに降り立つしかなくなる、という地点をいいます。

生活習慣病にも似たようなところがあって、30歳代から太りはじめて、
肥満歴を10年くらい続けるとあるとき、血糖値が高くなり、
血圧が上がるといった症状が突然出てきます。

これを放置しておくと、もはや薬に頼らざるを得なくなり、
そうなるともうすでにこのPoint of No Returnを超えてしまったということになるわけです。
患者さんにたとえ話でよくするのは、
三途の川の河原にいるうちはまだこの世に戻ってこれるが、
一端川の渡し船に乗ってしまうと自動的に向こう岸(すなわち彼岸)に行ってしまいますよ、と。

前置きが長くなりましたが、
このサイトはPoint of No Returnを超えないうちに、
三途の川の河原にいるうちに戻ってこれるようにするためのサイトです。
そのためには日々の食事についての考え方をちょっと変えることが肝心!

とりあえずはそこからスタートしましょう。