2012年を占う手相の話

2012年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
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私は年末からお正月にかけてテレビづけのお休みでしたが、皆様は如何でしたでしょうか。
お正月の番組は、ほとんどがバラエティやお笑い番組でしたが、出演する芸人さんたちが提供する笑いにもいろいろな種類がありますね。

絶妙な話し方で出演者から笑えるネタを引き出す、見ている人たちに共感を与えて自然な笑いを誘うすばらしい芸人さんがいる一方、下品なネタや単におかしな格好をして失笑をかうだけの芸人さんと、人を喜ばせることにも才能の違いをつくづく思い知らされました。

さて今回の話題は、芸人さんやタレントさんの才能と手相が関係あるのではないかという話です。
お正月番組で最近大人気の芦田愛菜ちゃんという子役の手相を占っていた番組がありました。
私自身、手相に詳しいわけではありませんが、彼女の手相は感情線と知能線が一直線になった、いわゆる手相用語で「ますかけ」という手相だそうです。
このますかけ線を持っている人は強い運勢の持ち主だとか、天下取りの才能があるとか手相の上ではいわれているようです。
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手相で見る掌のしわは、指の関節が曲がりやすいようにできる皮膚の溝にすぎませんので、これでなぜ人生が占えるのかと疑問に思ったことはありませんか?

実は手のしわにも遺伝が関係しているようで、その人の持って生まれた才能などとの関係が経験的知識として積み重なったのが手相なのかも知れません。
さて芦田愛菜ちゃんの手相で特徴的なこのますかけ線ですが、チンパンジーなどの類人猿の手は皆これです。
そのためSimian crease(猿手皺)といわれています(この言葉は差別的な語感があるので、あまり用いられなくなっています)。

またこの手相はダウン症やその関連の染色体異常の人にも特徴的に見られます。
ダウン症のお子さんは知能の発育遅延や特徴的な顔つきがありますが、いつもにこやかで人を楽しくさせる性質があります。
そのためelfin smile(妖精の微笑)とも呼ばれています。

もちろん芦田愛菜ちゃんはダウン症ではありませんし、このますかけ線という手相を持っているからダウン症を心配するというものではありませんので、誤解の無いようにお願いします。
ただ興味深いことにこのますかけ線は遺伝的要素が強いらしく、この手相を持っている人は両親のどちらかが同じ手相である確率が高いようです。
また同じ番組中で芸能人にはこの手相の人が多いようで、たとえば明石家さんまさんもこの手相であると紹介されていました。

手相と才能との関係や、ダウン症だとなぜこのますかけ線になるのか、などまだわかっていないことだらけですが、色々と総合してみると、この手相を持っている人は人を楽しくさせたり、人を和ませるすてきな微笑をもっていたりといった才能があるのかもしれませんね。

ということで2012年が笑いの絶えない幸せな年になりますように願っております。