「健康」を管理するということ

連日の震災についてのニュースには、胸が痛む思いでいっぱいです。
今回の震災では、天変地異はいつ起こるかわからないということを実感させられました。

企業では、このような災害や業務上のトラブルを「リスク(危険性)」として想定して、どんな場合にも事業が継続できるようにそのリスクを評価して、前もって対応策を考えています。
これをリスク管理といいます。
企業では事業の継続性ということが非常に重要ですので、何かトラブルがあって途中でお休みというのは許されないわけで、そのためリスク管理はもっとも重要な業務のひとつなのです。

健康にも同様のことが言えるのではないでしょうか。
たとえば、健康診断では病気のタネになりそうな異常値を早く見つけて対処するのも立派なリスク管理ですね。
しかし、人間の体は会社と違って少しずつ老化が進んで、何もしなくても健康のリスクが増えてきます。

ところが一般の人々にはそのリスクをどう評価してどんな対応策をとるべきか、よくわからない場合がほとんどだと思います。
その結果、健康診断は受けたけれど異常値をそのまま放置して、病気になってはじめてお医者さんにかかり、ようやく治療を始めるということになりかねません。
病気の治療のためひょっとすると自宅療養や入院が必要になったりすると、日常の幸福な生活が途切れてしまいます。

そうならないために、個人で健康リスク管理をしていく必要があるのではないでしょうか。
そうはいってもどこに向かって、何を目安に健康リスクを見極めるかは大変難しいところです。
まだまだ完成の域には到達していませんが、遺伝子を検査することである程度の健康リスクを評価できるようになってきました。
生活習慣の偏りとともに、遺伝子のもつリスクを併せて評価して、健康リスクを管理できる時代になってきています。

今回の震災でも被災された多くの高齢者が、薬がないために不安な日々を送っていました。
もし健康リスクに対処できていれば、そのような不安な日々を送らなくてもよかったわけで、こんな機会に一度健康リスクの管理について考えてみてはいかがでしょうか。

健康管理について、遺伝子検査についてお気になる方は、いつでもご相談ください。

Dr.内山に聞きたい!
http://www.metabo-help.com/0015.html

アーテイジ虎ノ門クリニック
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