ハッピーエイジング ~アンチエイジングとその先へ その3~

今回のブログは、エイジングを「悪」と捉えるアンチエイジングという考え方よりは、むしろエイジングを前向きに捉えるハッピーエイジングということを目指してはいかがでしょうか、というアーテイジからの提案を書いてみました。

日本語で言うなら「抗加齢」から「幸加齢」へ!です。

ではこのハッピーエイジングのために、最も重要なものは何でしょうか。
それは体全体の調和が保たれた状態で年をとっていくことです。
つまり今回のブログシリーズ、“バランスエイジング~アンチエイジングの先へ その1~”をもっとも重要と考えています。

人は食物を食べてそれを代謝し、体の細胞を作り変えながらも一定の平衡状態を保っています。
この平衡状態の一部が崩れた典型的な病気が生活習慣病といわれる疾患群というわけです。
すなわち一部の臓器だけ加齢が進んでしまった状態です。

たとえばメタボリックシンドロームとその先にある糖尿病、高血圧、動脈硬化などは、長年の生活習慣から出てきた体の「歪み」が引き起こす病気です。
言ってしまえば一人一人の「癖」が講じて「歪み」が生じ、ついに病気になってしまったというわけです。

ですからその「歪み」を見つけて「癖」を直さない限り病気そのものも良くなってきません。
「なくて七癖」とはよく言いますが、中でも食事と食行動にまつわる癖は多くあり、また大きな影響力を持っています。
この癖に気づいて、行動を修正しないと重大な病気が待っていることになります。

ではその癖はどこから来るのでしょうか?
それは私たちの脳の仕組みそのものなのです。
食べるという行動は意識的に行っていると思う方が大半だと思いますが、実は食事にまつわる行動の多くは無意識の世界に支配されています。

意識に上らない脳の指令が体を動かして食事に向かわせているのです。
もちろんすべてではありません。
あれを食べたい、これを食べたい、ではどれを選ぼうかという段階では確かにそこには意識があり、意思が働いています。ところが食べたいという食欲、どんなものが食べたいかなど、意識してコントロールできるものではありません。
ここに問題があります。

実は、食事を減らすダイエットは脳にとっては大いなる脅威となります。
脳は甘いもの、脂っこいものがあるとそれを食べるように指示します。
食後のデザートやハンバーガー、フライドチキンにかぶりつくのは脳のプログラムのためなのです。

そんな脳の基本をわきまえて、行動修正を諮る必要があります。
いわば脳だましのテクニックが必要なのです。

ハッピーエイジングのお話はまだまだ続きます!

皆様、お楽しみに。