楽観主義者と悲観主義者?!

久しぶりにジムのサウナでの会話シリーズです。
ジムのサウナでお会いする方でパキスタン出身の方がいらっしゃいます。
この方は日本に長く住んでおられて日本語も達者です。

彼の知り合いとおぼしき30歳台後半くらいの方がサウナに入ってきました。
パキスタン人:「最近調子どう?」
日本人:「たいしたことないね」
パキスタン人:「何か悪いことでもあったの?」
日本人:「別に悪いことはないよ」
パ:「お子さんはちゃんと学校行ってる?」
日:「もちろん、ちゃんと行ってるよ」
パ:「奥さんも元気?」
日:「元気だよ」
パ:「それなら悪いことないじゃない、最高だよ」
日:「そうなのかな?」
パ:「奥さんもお子さんもあなた自身も元気で、仕事もちゃんとやっている。こんな素晴らしいことないね。最高の幸せね」
日:「そうなのかな、でももっと出世してお金稼ぎたいし・・・」
パ:「何を言ってるの!そんなこといっていたら永久に幸せになんかなれないよ」
日:「それはそうだけど・・・」
という具合で、大変興味深い会話でした。

脳科学的にいうと何でも前向きに捉える楽観主義的考え方が、健康にとってもよい作用をもたらすということがあります。脳がすべての出来事を記憶することは難しいので、そこで取捨選択が起こります。

そのとき、楽観主義者は見るもの・聞くもの・記憶するもの様々な領域で、明るい話題を選んでいるという実験結果もあります。

逆に何かにつけて悲観的なものの考え方をする悲観主義者では、見るもの・聞くもの・記憶するものは、暗い話題を選んでしまう傾向にあるということです。

楽観主義者が明るい話題だけを信じて脳天気で居るから健康だというわけではありません。明るい未来を信じていろいろと挑戦できる人が健康になれるのです。
したがってこのサウナでの会話は、日本人とパキスタン人という国による哲学の違いではないのでしょうが、いろいろ考えさせられる内容でした。